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◆スーパースターに会えた日◆

今、実家の宮城に帰っています。
というのも、高校で合唱部に所属し、そのときの顧問の先生が今年亡くなり
追悼コンサートを行う事になり、参加に手を挙げた私は、練習に参加となり
一人だけの帰省となりました。

その途中、といっては全然途中じゃなかったけれど(笑)
実業団で埼玉の大崎電気のハンドボール部の公開練習があることを知り
一人で駆けつけました。

年を経てずうずうしくなった私でも、さすがに緊張しましたね、
“場違い”じゃないかと・・・
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体育館の中に案内され、てっきりたとえば2階のギャラリーとか離れたところからの見学かと思っていたら、なんと同じフロアだったので
選手が横を通るときの汗や松やに(ボールの滑り止め)の匂いがするくらいの至近距離、緊張はMAXでした。

なんと、目の前にあの宮崎大輔選手がいるではありませんか!
って、確信犯なんですが・・・f(^^;)
まわりの選手に2メーター近くの人もいたりと大きい選手が多いだけに
彼は小柄に見えました。
うちの息子も同じくらいなのですが、筋肉質な体型のせいか、もっと小さいような印象でした。

ハンドボールに取り組む姿勢は、まさにアスリート、という感じはしました。
つねに全力で、真剣に向き合うといった感じです。
それがやはりトップアスリートと呼ばれる所以なのでしょうね。

そしてドラマはそれからです。
練習が終わり、恐る恐る(オーソル大崎といいます)色紙を持って宮崎選手にお願いをしたら
少し鼻にかかった声で「いいですよ」と快く書いてくれました。
いろんな選手にも、とのことで隅に小さく・・・

ところが恥ずかしながら実業団の選手の事はほとんど知らなかったので
声をかけられません。
色紙の大きな空白に戸惑いつつ、でもそこはだてに食った年じゃない、
もう一度宮崎選手に何か書いてくださいとお願いをしました。

「あ、ちょっと待って」
と色紙をとって、なんと掃除をしているほかの選手にサインを書いてもらいにまわってくれたのです。

その姿はスーパースターではなく、ファンの気持ちをわかってくれているいち選手、でした。
こんな感動的なことって想像をはるかに超えています。

これがファンの人たちから愛される理由なのですね。
その後、その色紙をもった写真も快く撮らせてくれました。
娘は「ママって、すごっ・・・!」と驚きのメールでした。
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『大崎電気の青い空』
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とかく有名なると、取り巻くファンには目もくれず(そう、視線さえおくらず)
次第に初心を忘れていく選手が多いですよね。
とくに黙っていても注目される野球やサッカー選手に多いかしら?
自分もきっと小さい頃には憧れた選手やスターがいたはず、
そのときの思いを、いつまでも忘れてほしくない、と強く思いました。

ほんとはそのときの写真も載せたいくらいなのですが、家宝じゃ家宝(笑)

ハンドボールはヨーロッパではサッカーについで人気のスポーツといいます。
私の個人的な感想ではありますが、バスケットよりもスリリングでパワフルで見ていておもしろいスポーツです。
きっといったん火がついたら広がるのも早いような気がします。

北京のあとのロンドン五輪には行ってくれるはずです。
宮崎選手も
「まだ若いから」と笑って話していたので3度目の正直、やってくれるでしょう。

ぜひハンドボールを耳にしたらそのときは、耳と目を貸してくださいね。


by mrs_marippe | 2007-09-17 01:37 | ハンドボール
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